イジメのメカニズム

いじめるものといじめられるもの。

侵害する者とされる対象。

この関係性に含まれる心理を考えてみる。

まず侵害する加害者の心理はどうか。

単なる侮蔑や蔑みから派生する一方的で本能的な攻撃によるもの。

相手に自分を受け入れてほしいという気持ちの裏返しであることも。

前者は生理的或は意図的な要素が滲み出ている。

後者は自己顕示欲かあるいは歪んだ好意の顕われか。

いずれにしても自身の未熟さに気付かない者に起こる衝動。

さて、侵害される被害者の心理はどうか。

受け身で自身の意見を表現することが苦手である傾向が見受けられる。

或は自分から本能的に壁を作り必要以上に怯える傾向のひと。

家庭環境の影響を避けることはできない。

不可抗力である。

ゆえに本来持ち合わせている素晴らしい人格を表現できずにいる人も。

人は誰しもヒトから学んでいる。

誰を見て何を学ぶかは自分次第であり其々の意志に委ねられている。

両親や身内が話術に長けていれば受け継ぐ可能性が高い。

そうではない場合どこかで補う必要がある。

それを実践するのが教育である。

其々の環境で生きてきた人々がいつでもキャッチアップできる機会は重要である。

イジメは子ども社会限定ではない。

悪意のある一方的なイジメ、違法行為と判断できるときは迷わず証拠を保全し法的な手続きを執り決着を。

悪意ではなく人間関係がギクシャクしている程度ならば補っていけばよい。

人の気持ちを知ろうという努力。

これを欠くと互いにミスマッチが起こりやすくなる。

攻撃性の強い者は単なるミスマッチで敵と見なしてしまう場合も。

特に人生経験の浅い子どもは到底失敗なしにはたどり着かない概念である。

大人でもこれに気付かない人はいる。

一方に曹洞醜悪な含みがある場合融和は望めない。

努力次第である。

気の利いた冗談やウイットもよいものである。

人をホットさせる様な。思わず肩の力が抜けるような。

互いに人間臭い本心をさらけだしたいものである。

それは誰かの悪口でもなく、そこにいる自分たちだけの秘密でもない。

遠い空の先を突き抜ける様な清々しいものであれば。

~馬車道出版株式会社代表粕谷直樹~




馬車道出版株式会社代表取締役社長粕谷直樹

モノ言えぬ人々を直接間接的に代弁する。そんなサイトにしたい。 馬車道出版株式会社 代表取締役社長 粕谷直樹。